ミネラルは人間が健康的な生活を送るために必要不可欠な栄養素の一つです。生命機能をコントロールして体内バランスを調整したり、代謝や消化をサポートしたり、また、体内でビタミンと酸素を効果的に働かせるなど、人間の身体にとって、とても重要な栄養素です。
ミネラルには鉱物ミネラルと植物ミネラルの2種類があります。大地に含まれているのが「鉱物ミネラル」で、その代表が塩です。それに対して、植物が厳しい大自然の中で生き抜くために栄養源・エネルギー源の基本であるミネラル成分を大地から吸収し取り込んだミネラルを「植物ミネラル」といいます。
植物ミネラルの特徴
植物ミネラルは、非常に小さくマイナスの電気を帯びているため、体内への吸収がよいのです。そして高い安全性が科学者により確認されています。体内で植物ミネラルは、チームワークで働きます。そのために種類が必要です。科学者により体の中に70種類以上必要であるといわれています。
人類はミネラル欠乏をどのように克服したのか?
ミネラル摂取の流れは、下のイラストのような流れになります。
本来ミネラルは天然のもののみですが、最近野菜などから十分にミネラルが摂れなくなってきており、人工的に作られているのそれが、現在市販されているサプリメントに代表されるミネラルです。ただし、この市販されているミネラルは、人工的なものであり、多少の問題もあります。
人工ミネラルのメリットとデメリット
大地に含まれる「鉱物性ミネラル」を、植物が吸収したものが「植物ミネラル」です。植物に含まれる「植物ミネラル」を体内に摂り入れるのが自然の流れですが、現在市販されているサプリメントに代表される人工的ミネラルのほとんどは、鉱物ミネラルで作られています。私たち人間は、土壌の鉱物性ミネラルを直接体に吸収することはできませんので、原料の岩・石灰岩・牡蠣の殻・塩などを粉砕、加工することによって作られたのが人工の鉱物ミネラルなのです。この人工鉱物ミネラルのメリットとしては、安価で簡単に手にはいる事です。デメリットとしては、粒子が大きいため、体への吸収率は非常に悪いのです。そして、原料が鉱物なので栄養バランスが悪く摂取量が多くなると体に害を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
上質な植物ミネラルの接収方法は?
では、私たちは、植物ミネラルを効果的に取り入れることは出来ないのでしょうか。 人体に無害な植物ミネラルは、ミネラルが少なくなった植物からしか摂取できないのでしょうか。
実はそれが可能となったのです。なんと、植物ミネラルをたっぷりと含んだ一億年前の地層が発見されたのです。まさに「母なる大地の贈り物」とも言える奇跡の発見です。この植物ミネラルをたっぷり含んだ地層を「ヒューミックシェール」といいます。
あああああ
奇跡の地層、ヒューミックシェールとは
ヒューミックシェール(humic shale)とは、アメリカ、ユタ州にある古代植物堆積層の名称で、今から約一億年前に出来ました。現代の枯れた土地とは違い、一億年前の多くの栄養素や、豊富なミネラルが含まれている肥沃な土壌が、奇跡的に地表の表面で化石化したものがこのヒューミックシェールなのです。このヒューミックシェールは、奇跡的に地表近くにジャングの巨大植物が残されたために、ほぼ当時の植物の性質を保ったままで現代に残りました。一億年前の母なる大地が、この現代の「ミネラル飢餓時代」を、あたかも知っていたかのように、一億年の時を越えたありがたい贈り物です。
ヒューミックシェールはどのように発見されたのか
この、太古のミネラルがたっぷり含まれた地層、ヒューミックシェールはどのように発見さてたのでしょうか。 たまたま、偶然で発見されたのでしょうか。
実は、この発見は偶然ではありません。それは、はるか昔、まだアメリカ大陸の住人の主役が、インディアンだったころのお話です。
ヒューミックシェール発見のストーリー
米国のユタ州、中央部工ミリーと言う地方では、野性の動物が怪我や病気をすると、ある森に入ると伝えられていました。その理由を知ろうとした昔のインディアン達は、ある日、怪我をし、森へ向かった動物のあとを追うことにしたのです。
そこでインディアン達が目にしたのは真っ黒い地層から流れ出る水をおいしそうに飲んでいる動物達の姿だったのです。その水を飲んでいる動物達が、みるみる元気になる姿を見て、インディアン達はすごく驚きました。
当時のインディアン達は、理由はわからないものの、その地層からでてくる水に秘密があると考えたのです。そして、インディアン達は病になると必ずその水を飲むようになりました。
この事が、インディアンの中で、代々口から口への300年以上語り継がれてきました。はるか昔のインディアン達が、植物性ミネラルを効果的に摂取できる、原点を見つけたのです。(この話は、アメリカでは有名となり、映画化もされたようです。)
水の成分が科学的に証明された
そして近年、科学的な分析により、この水、つまりヒューミックシェールの地層から湧き出た水に、80種類を超える植物ミネラルが含まれていることが明らかになりました。インディアン達が、病になると飲んでいた水の効果が、科学的に証明されたのです。
この植物ミネラルをたっぷり含んだ、太古の地層ヒューミックシェールから抽出した、ミネラルこそ最高級の植物ミネラルなのです。
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ミネラルは、人間が健康的な生活を送るために必要不可欠な栄養素です。
生命機能をコントロールして体内バランスを調整したり、代謝や消化をサポートしたり、また、体内でビタミンと酸素を効果的に働かせるなど、人間の身体にとってとても重要な栄養素です。
ミネラルには鉱物ミネラルと植物ミネラルの2種類があります。大地に含まれているのが「鉱物ミネラル」それを植物は、厳しい大自然の中で生き抜くために、 栄養源・エネルギー源の基本であるミネラル成分を 大地から吸収しているのです。このように植物に含まれるミネラルを「植物ミネラル」といいます。
健康維持に欠かせない5大栄養素の一つ
ミネラルは、人が健康的な生活を送るために必要な、”5大栄養素”の一つとして数えられ、生体維持に健康維持に不可欠な元素と言われています。5大栄養素とは、ミネラル、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンの5種類で、体を作ったり体を動かすエネルギーになったり体の調子を整えるための主力たる栄養素です。
栄養素とは
栄養素とは、体内にとり入れられ、生理的機能を円滑にするのも食物の成分です。農林水産省のホームページには、栄養素の説明として下記のように記されています。
- 通常、食品の成分として消費される物質で、次のどれかにあてはまるもの
- エネルギーを供給するもの
- 成長、発達、生命の維持に必要なもの
- 不足すると特有の生化学または生理学上の変化が起こる原因となるもの
ミネラルと健康のかかわり
ミネラルと健康に関する研究は、昔から多くの人々が研究に取り組んできました。
上記に紹介する本は、ミネラルと健康について書かれた本ですが、様々な病とミネラルに関すことが詳しく書かれています。
厚生労働省で定められたミネラルの13元素
「植物マルチミネラル」超健康法に書かれている事を、少し紹介したいと思います。アメリカの生化学者で、「ライナス・ポーリング博士」という方がいらっしゃいます。この博士は、ビタミンやミネラルなど、疾病予防に効く栄養素の重要性を一般社会に知らしめた方で、化学賞と平和賞で、2度のノーベル賞を受賞しています。このライナス・ポーリング博士は、ミネラルについて下記のように述べていると書かれています。
「すべての病気を追求するとミネラル欠乏にたどり着く」と。
さらに「私たちの体には、70種類以上のミネラルが必要である」としています。」と。また栄養学の権威であるアール・ミンデル博士は、著書「ビタミンバイブル」のなかで次のように述べています。
”ビタミンは重要なものだが、ミネラルなしでは何もできない。ミネラルこそ、栄養の世界のシンデレラと私は言いたい。ビタミンはミネラルの助けなしには吸収されることも、その機能を果たすこともできない。”これ以外にも、医療関係の専門家が、ミネラルに関する本を沢山出されていますので、興味のある方はぜひ読んでいただきたいと思います。
日本では厚生労働省により、健康増進の為の摂取対象として、13元素のミネラルが定められています。その13種類とは、亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リンです。
ミネラルを取り入れる方法
さて、健康増進に国も推奨するミネラルですが、どのように摂取すればいいのでしょうか。実は、ミネラルと言う栄養素は人の体内で作ることが出来ません。つまり、人間がミネラルを取り入れるためにはミネラルを含んだ食物を食べるしかないのです。ミネラルを含んだ食べ物とは野菜や、果物、穀物、ナッツ類などの「大地」から育った植物類です。と言うわけで、ミネラル豊富な健康体を作り上げるには、毎日の食事でミネラルを含くんだ食品を十分に摂取する必要があります。
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慢性的なミネラル不足の現代人
「ミネラルと健康について」のページでは、ミネラルがいかに健康な身体と密接な関係にあるかを紹介しました。このような重要な栄養素でありながら、現代人は慢性的なミネラル不足だと言われています。1970年代にアメリカ農務省は「アメリカ人全ての年齢層の99%はミネラル欠乏症である」と発表しています。
では、なぜ現代人は慢性なミネラル不足なのでしょうか?
健康に不可欠なミネラルであるのにもかかわらず、なぜ不足するのか
これには明確な理由があります。
植物自体がミネラル不足
人間がミネラルを取り入れるには、ミネラルを含んだ食物を食べるしかないと言う事は先ほど申し上げました。ここに大きな問題があります。それは現代の植物類そのものが、圧倒的なミネラル不足に陥っているからなのです。昔に比べ、植物が含むミネラル量が激減している事が、現代人のミネラル不足の大きな原因のひとつなのです。野菜を食べている量が同じであったとしても、そもそものミネラルの含有量が少ないのです。
昔と現代の比較
野菜の栄養素は昔に比べ、全体的に著しく減少しています。ほうれん草は鉄分が豊富だと言われていますが1950年に比べると、その量は6分の1にまで低下しており、過去50年間における食物の鉄分減少率は、ほうれん草約85%、トマト約96%、りんごは100%と大幅に減少していることがわかっています(食品成分分析調査)。
なぜ、野菜のミネラルは減っているのか?
植物のミネラルが減っているのは大地のミネラルが激減しているためです。農地の土壌のミネラルが枯渇している、これが原因です。植物は大地の土壌から、栄養素やミネラルを取り入れて成長します。土壌のミネラル含有量は50年で約80%と減少し、 その土壌で育った農作物のミネラル含有量もどんどん減少傾向にあります。 また1992年アースサミット・レポートでは、世界各地の農地のミネラルが枯褐している現状を報告しています。
世界のミネラル減少率
大地のミネラルが減少した理由
昔はミネラルが豊富に含まれいていた大地の土壌が、ミネラルが枯渇してしまったのはどうしてなんでしょうか。これは我々人類の責任であるといわれています。人類は農産業を行うため、科学的な方法を取り入れ、効率と生産性を重視した大量生産の農業を行ってきました。その際、化学肥料と農薬で合理的な農業をし、大量の農作物を生産して食糧として利用してきた。また、人工栽培により旬の時期に関係なく収穫されることなどこともあります。これらの事がミネラルや栄養素の少ない枯れた土壌になった原因なのです。これらの事の代償として、人類にとって大切な大地のミネラルが減少したと考えられています。
我々のミネラル不足は、大地のミネラル不足が原因
ミネラルはもともと土に含まれ、植物に吸収され、その植物自体から私たちのカラダに取り入れられます。つまり土壌のミネラル不足が植物のミネラル不足となり、人間のミネラル不足につながります。人間のミネラル不足の原因を突き詰めると、土壌のミネラル不足に行き着くのです。